記事公開日:2019年8月30日
最終更新日:2022年7月15日
結婚、出産など人生の節目でいただいたお祝いに対して感謝の気持ちを伝える内祝い。時代の流れとともにその意味が変化してきている面もあります。内祝いの意味や内祝いギフトの選び方など、内祝いのチェックしておきたい基本について学びましょう。
「お祝いのお返しをする」という行為として内祝いのことは知っていても、その意味をしっかりと理解している方はあまり多くないかもしれません。内祝いの意味を確認しておきましょう。
内祝いはもともと「喜びのおすそ分け」という意味合いでした。出産内祝いなら、のしに赤ちゃんの名前を入れて新しい家族を紹介。快気内祝いの場合は心配していただいた方々に病気からの回復を知らせることで喜びを分かち合います。
先述のとおり「喜びのおすそ分け」を意味する内祝い。本来はお祝いをいただいていない方にもするものです。現代ではいただいたお祝いに対する「お返し」を意味することもありますが、内祝いの本来の目的を全うしつつ、お祝いをいただいた方に対してきちんと状況などを報告するようにしましょう。そうすることでより相手に感謝の気持ちが伝わりますよ。
結婚・出産のイメージが強い内祝い。結婚・出産以外でもさまざまな場面で内祝いを贈ります。どんなときに贈るのか確認しましょう。
結婚内祝いは、結婚した喜びを周りの方々と分かち合うものです。新郎新婦が新たな道を歩み始めるにあたり、これまでお世話になった方々に末永い付き合いをお願いすることにもつながります。
出産内祝いは赤ちゃんの出生に伴い贈るものです。出産祝いは赤ちゃんに対して贈られますので、出産内祝いに掛けるのしには赤ちゃんの名前を書きましょう。名前を読み間違えられそうな場合には読み仮名も書くのがよいでしょう。
新築内祝いはお祝いをいただいた方を新居にお招きしたり品物を贈ったりするものです。新居を建てたり、マンションを購入したりした際にいただく新築祝いに対して感謝の気持ちを伝えます。
快気内祝いは、病気からの回復をお知らせして、その喜びを分かち合うものです。友人や仕事関係者など心配をおかけした方々に贈ります。病気からの回復を伝えるとともに、これまでと変わらぬ付き合いをお願いしましょう。
長寿のお祝いは、古希(70歳)や喜寿(77歳)などは数え年でお祝いをしますが、還暦のみ満60歳で祝います。かつてはお祝いされる側が主催していたこともありますが、近年この習慣は変わってきており、家族や身近な人が長寿のお祝いの会を開くことが一般的です。決まったお祝いのやり方はありませんので、お祝いする側の意向に沿ったものにしましょう。お祝いされる側の健康状態によっては、長時間の祝宴が本人の負担となることもあります。祝い方には十分配慮するようにしましょう。
子どものお祝い事の記念として初節句・七五三の内祝いがあります。子どもが生まれて最初の節句、男の子なら5月5日の端午の節句、女の子なら3月3日の桃の節句にあわせて行います。
入園・入学の内祝いも、子どもの成長にまつわるものです。子どもの成長は喜ばしいものですので、内祝いを贈ることによってその喜びをわかちあうことができるでしょう。
開店内祝いは飲食店や小売店などを開いたときに振る舞います。新規開店に際してはお世話になった関係者も多いはず。そういう方々に内祝いとともにお礼状を贈り、末永い付き合いをお願いしましょう。
お祝いをいただいた方を中心に贈る内祝いですが、マナーを守らなければ相手を不快にさせてしまう可能性があります。贈る時期や内祝いの金額、渡し方などを間違えないようしっかり確認しておきましょう。
贈る時期は1カ月以内が基本となります。結婚内祝いであれば挙式から1カ月以内、出産内祝いであれば赤ちゃんの誕生から1カ月以内が一般的です。お祝いをいただく時期が遅かった場合は、いただいてから1カ月以内に贈るようにしましょう。
一般的に内祝いの金額は2分の1から3分の1が相場です。高額なお祝いの場合は内祝いの金額も高くなって相手が受け取りにくくなりますので、目上の人には3分の1程度にすることが多いようです。
内祝いの渡し方は、直接会ってお礼を伝えながらがよいとされますが、遠方の方や忙しい方は難しいかもしれません。このため、最近は配送をよく利用されるようになっています。
内祝いに適したギフトの選び方にはいくつかのポイントがあります。相手に喜んでもらう、相手を不快にさせないことに気をつけましょう。
どういったものを贈れば相手に喜んでもらえるか分からないという方は、相手の家族構成やライフスタイルに合わせたギフトを選ぶのがおすすめです。子どもが多い家庭ならジュースギフトやお菓子ギフトを選ぶとよいように、家族構成やライフスタイルを想像しながら選べば間違いが少なくなるでしょう。
縁起の悪いものを選ばないことは内祝いの鉄則です。「割れる」「切れる」を連想させるグラスや包丁などは避けるようにしましょう。また日本語で「手巾(てぎれ)」となるハンカチも、「別れ」「縁切り」につながるので避けるケースが多いようです。
内祝いの定番といえば食べ物!相手の顔を思い浮かべながら、お好きなものやライフスタイルにあったギフトを選びましょう。
第1位 日本橋 千疋屋総本店 ピュアフルーツジェリー14個入 5,400円(税込)
リンゴの王様ふじ、芳醇な香りの白桃、さわやかな味わいの伊予柑、滑らかな舌触りのラ・フランス、酸味と甘みが絶妙なさくらんぼ、コクのある味わいのピオーネ。果物の個性とおいしさをフルーツジェリーとして閉じ込めました。箱を開けた瞬間目に飛び込んでくるジェリーの色合いは、まるで宝石のよう。
第2位 ひととえ キュートセレクション 1,080円(税込)
オレンジケーキやショコラクッキー、ミックスベリーケーキなど、カラフルで心くすぐるスティックケーキとクッキーを集めた一品。分け合って食べていただくのにぴったりで贈り物として喜んでもらえることでしょう。
第3位 アンリ・シャルパンティエ クレーム・ビスキュイ・アソートM 4,104円(税込)
焼き菓子ギフトセットは内祝いで定番の贈り物です。なめらかな口どけのフィナンシェや爽やかなレモンの風味が香るマドレーヌ、ラムレーズン入りバタークリームとラング・ド・シャとが絶妙なクレーム ビスキュイはティータイムを優雅な時間にしてくれます。人気ブランドの焼き菓子は友人や職場など、贈る人を選びません。
第4位 カタログ式ギフト サンクス Mimosa Yellow・ミモザイエロー 5,280円(税込)
グルメや雑貨、お食事券など相手の欲しいものを自由に選んでいただけるカタログ式ギフトは、好みに合わせて選ぶと◎どんな人に贈っても喜ばれる商品を幅広くカバーしています。好みを押しつけることがないので気持ちよく受け取ってもらえそう。
第5位 わらびの里 京楽味5種 2,700円(税込)
ちりめん山椒、焼き紅鮭などこだわりのごはんのお供を詰め合わせました。子どもから大人まで楽しめるセットです。食卓に彩りを添える一品を贈ってみてはいかがでしょうか。
●親族へのおすすめギフト 寿々の蔵-SUZUNOKURA-お米で赤ちゃん 5,400円(税込)
新潟県産ブランド米「魚沼産こしひかり」を赤ちゃんが生まれたときと同じ重さ分贈れるかわいらしいギフトです。表のラベルには赤ちゃんの名前と生年月日、体重を書くことができます。お米を持ち上げるだけで、赤ちゃんを抱っこした気分を味わえそう。
●親族へのおすすめギフト 今治謹製 極上タオルフェイスタオル2枚セット 4,400円(税込)
ふんわりとした肌触りがたまらないタオルギフトは、多くの人がもらってうれしいもの。インド独自の手作業栽培で収穫された希少なコットン「ハイブリッドコットン」を、ていねいに織りあげた極上タオルは洗顔後にぜひ使いたい一品です。
●友人へのおすすめギフト セゾンファクトリードレッシング・ジャム・ドリンク4種詰合せ 3,240円(税込)
野菜やフルーツがつまった4種類のドレッシングとジャム、ドリンクのセットは食卓を鮮やかに彩ります。普段自分で購入する機会の少ない高級感あふれるドレッシングで、老若男女問わず喜んでいただける一品です。
●友人へのおすすめギフト アニマルドーナツ10個入 3,024円(税込)
カラフルなドーナツにウサギとクマが顔を出すとってもキュートなドーナツ。かわいいデザインはもちろん、イチゴ、ココア、キャラメルなど6種類の味を楽しむことができ、もらった相手が笑顔になるスイーツギフトです。
●職場へのおすすめギフト 資生堂パーラー菓子詰合せ 3,240円(税込)
ビスキュイやチーズケーキにラ ガナシュなど濃厚な味わいを楽しめるスイーツギフト。こだわりの素材を使い、それぞれお菓子としての個性や特徴を際立たせた一品です。「資生堂」というブランドから、おしゃれな気分でコーヒーブレイクを楽しんでいただけるでしょう。
内祝いは「喜びのおすそ分け」。縁起の悪いものは避け、相手に喜んでいただけるものをマナーにのっとって贈りしましょう。