記事公開日:2023年12月20日
最終更新日:2024年5月7日
内祝いとは、本来はお祝いごとを周囲の人たちへ報告し、お祝いのお膳でもてなしたり、感謝の気持ちとしてご近所にお赤飯や紅白饅頭など贈ることをいいます。それが現在は本来の内祝いをすることが少なくなり、いただいたお祝いに対してお返しを贈ることが内祝いとされるようになってきました。この記事では内祝い(お返し)の最新人気ランキングをご紹介すると共に、ギフトの選び方のポイントもご紹介します。
出産内祝いをもらうとしたら、どんな品物がうれしいか、20〜70代の男女にアンケートを取ったところ、以下のような結果となりました。
全体ランキングからもわかるように、性別・どの年代を通しても人気が高いのが、洋菓子とカタログ式ギフトです。何にしようか迷ったら、このふたつのうちから選べば間違いないでしょう。性別で見ると、男性は飲み物(アルコール飲料含む)の支持が高いのが特徴的です。年代別で見ると、40〜50代で和菓子を望む人が多いのに比べ、60代以上では和菓子人気が少し落ちるのが面白いところ。60代以上ではタオルや寝具の支持も高い傾向にありました。
では、次から出産内祝い(お返し)の最新人気ランキングをご紹介しましょう。
ギフトの大定番といえるのが洋菓子。老若男女から支持されています。価格や品数などギフトとしてもバラエティ豊かに揃っているので、相手の状況に合わせて選びやすいでしょう。夏はゼリーや冷菓など、季節感を感じるギフトも喜ばれます。
子どもが生まれたばかりで大変な時期なので、さくっと選びやすい洋菓子でOK!(チョコレートさん/40代女性)
友人からもらった有名店の焼き菓子は、いろいろな味が入っていて、とてもおいしくいただきました。(ゆきまるさん/30代女性)
洋菓子と並び、幅広い層から支持を集めたのがカタログ式ギフトです。やはりたくさんの商品の中から好きなものを選べるのが人気の秘密。最近は、カタログ式ギフトとお菓子やタオルなどを組み合わせたギフトセットもバラエティ豊かに取り揃えられ、人気を集めています。
どんな品物がよいのか?」と相手も気を使わずに済むし、こちらも好きなものを選べるのでカタログ式ギフトがよいです。(ゆっちさん/30代女性)
好きなものをこちらで選べるのはやはりうれしいですね。(くのやんさん/60代男性)
職場の部下からカタログ式ギフトをもらいました。ちょうどそのとき忙しかったので、少し余裕ができてからじっくりと品物を選ぶことができたのはよかったです。(it2さん/60代男性)
生まれたばかりの赤ちゃんの写真を入れて、「ゼクシィBaby妊婦のための本」の表紙風にしたカタログ式ギフトは、親への内祝いにぴったり。表紙には赤ちゃんの名前はもちろん、誕生日や誕生時の体重も入れられるほか、裏にはお祝いをいただいた方へのメッセージも添えられます。
甘いものがほとんどを占める洋菓子に対し、おせんべいなどしょっぱいものも選べるのが和菓子の魅力。なお、和菓子の人気が高かったのは40〜50代、一方、20〜30代や60代以上にはそれほど人気がありませんでした。
老舗のおいしい和菓子なら、うれしいですね。(ペコちゃんさん/50代女性)
ギフトというと焼き菓子が多いのですが、その中で和菓子があると「おっ!」と思いますね。(すえさん/40代女性)
ご飯のお供やレトルト食品などお菓子以外の食品は、甘いものが苦手な人や舌の肥えた人、ファミリーに喜ばれるギフトといえます。年代としては、20〜30代で「お菓子以外の食品がうれしい」と答えた人が多かったのが特徴的です。一人暮らしの人に贈る場合は、個包装で日持ちのするものを選ぶとよいでしょう。
お菓子以外の食品は食費の節約になり、家計を預かる主婦としてはうれしいですね。(Kokoさん/30代女性)
自分ではあまり買わないタイプのお総菜などをいただけると、ご飯のときの楽しみが増えますね。(ほたてひめさん/20代女性)
兄からの出産内祝いで高級牛のハンバーグをもらいました。贅沢な気分が味わえたのがよかったです。(バナヤンさん/30代男性)
全体ランキングではお菓子以外の食品と並び、第4位だったのがタオルや寝具です。内祝いは消え物といって、消費してなくなるものを贈ることが多く、タオルや寝具もその一つ。自分ではあまり高級なものは買わないので、ギフトとして贈るときはクオリティの高いものを選ぶと喜ばれます。
タオルや寝具は消耗品なので。センスのよい品物なら、なおのことうれしいですね。(Sanさん/70代女性)
タオルや寝具はある程度手元に残るものなので、それを使うたびに赤ちゃんのことを思い出せるのがよいと思います。(クッキーさん/70代男性)
※ランキングデータは、2023年3月21日時点での直近30日の「ゼクシィ内祝い」サイトでの購買データを基に販売個数の多い商品から降順で表示しています。
出産内祝いとして人気の洋菓子とカタログ式ギフト。人気ギフト2つを一緒に贈ることができ、相手に絶対に喜んでもらえる最強ギフトが、「ゼクシィ内祝い」限定の組み合わせギフトです。
これは贈る相手に合わせてギフト2品を選べる新しいスタイルのギフトで、洋菓子とカタログ式ギフトという組み合わせのほか、タオルとお菓子、カタログ式ギフトとタオルといった組み合わせもできます。相手の好みやライフスタイルなどに合わせて、自由に組み合わせることができるから、贈る相手に「自分のために選んでくれたんだ!」という特別感も届けられます。
ギフトは専用のギフトボックスに詰められ、メッセージカードやラベルシールもカスタマイズできるもうれしい。組み合わせることでボリュームが出るので、高額なお祝いのお返しにもおすすめです。
出産内祝いは相手がうれしいと思うものを贈りたいもの。そのためには、相手のことを知ることが大切です。好みがわかれば一番ですが、わからない場合でも性別や年齢、家族構成などから推察して、何が喜ばれるだろうと考えてみるのがおすすめです。
<ポイント1>相手の趣味や好みに合ったものを選ぶ
<ポイント2>相手の家族構成や年齢、ライフスタイルに添ったものを選ぶ
<ポイント3>食べ物は日持ちのするものを選ぶ
<ポイント4>好みがわからないときはカタログ式ギフトやギフト券などがおすすめ
<ポイント5>自分の親や祖父祖母へは名入れギフトも喜ばれる
赤ちゃんの誕生から1カ月以内、またはお祝いをいただいてから3週間以内がマナー。なお、お祝いをいただいたら、3日以内を目安に電話や手紙などでお礼を伝えましょう。親しい間柄であれば、メールやSNSでも構いません。
いただいたお祝いの2分の1〜3分の1程度が目安です。ただし、高額のお祝いをいただいた場合は、目安よりも低い金額でも構いません。 一方、連名のお祝いなどで1名分が低い金額の場合は、半額〜同額を目安とします。
のし紙とは掛け紙にのしと水引を印刷したもの。出産内祝いの品物にはのし紙を掛けるのがマナーです。なお、水引は用途によって使い分けがあり、出産の内祝いでは赤白の蝶結び(花結び)のものを使用します。表書きは「出産内祝」「内祝」などで、水引の下段には親ではなく赤ちゃんの名前のみを筆または筆ペンで書き入れます。できればふりがなをふるのがおすすめです。 なお、「ゼクシィ内祝い」なら、のし紙にも対応していて、安心して贈れます。
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できれば直接会ってお礼を伝えたいところですが、ママの体調や赤ちゃんのお世話のことも考えると、難しいことが多いでしょう。配送しても構いませんが、配送する場合は、品物の中にメッセージカードを入れたり、感謝の気持ちを記した送り状を別途送ります。送り状を出す場合は、品物と同時か少し前に着くように手配するとよいでしょう。
なお、ネット通販などでは、メッセージカードを同封できるサービスを行っているところもあります。「ゼクシィ内祝い」ではメッセージカードが無料。赤ちゃんの写真やオリジナルの文章を入れることもできます。
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出産後は忙しくなりますから、妊娠中から何を贈ればいいかチェックしておくと慌てずに済みます。準備も大切なマナーのひとつ。贈り物のやり取りで、人間関係はさらに深まっていくことでしょう。
岩下宣子さん マナーデザイナー
「現代礼法研究所」主宰。NPOマナー教育サポート協会理事・相談役。全日本作法会の内田宗輝氏、小笠原流・小笠原清信氏のもとでマナーや作法を学び、マナーデザイナーとして独立。企業や学校、公共団体などで指導や講演会を行うほか、多数の著作も手掛ける。
※記事中のデータおよびコメントは、2023年6月に20〜70代の男女312人が回答したマクロミル調査によります
地元では手に入らないような、珍しくておしゃれな洋菓子だとテンションが上がります。(ペコちゃんさん/50代女性)