結婚祝いはいつ渡すべき?気になるタイミングをパターン別に解説

結婚祝いはいつ渡すべき?気になるタイミングをパターン別に解説

結婚報告を聞いて、すぐにでもお祝いを用意したいところだけど、渡す時期は決まっているの?そんなふうに迷っている方へ、結婚祝いを贈るタイミングを解説します。

【パターン別】結婚祝いを渡すタイミング

結婚祝いを渡すタイミングは現金・ギフト共に、基本的には結婚報告を受けてから1カ月以内がマナーとされています。ただ、結婚式に出席する・しない、新郎新婦が式を挙げる・挙げないなど、ケースによって少しタイミングが異なります。それぞれのパターン別にタイミング、注意点を説明するので渡す際の参考にしてください。

パターン(1)
結婚式に参列予定の場合

結婚式に出席し、ご祝儀に加えて結婚祝いのプレゼントも渡したい場合は、結婚式当日の1~2カ月前、遅くとも1週間前までには贈りましょう。また、婚姻届提出と挙式日が離れているときは、式の招待状が届いてから挙式の1週間前までに贈るとよいです。結婚式当日にプレゼントを渡すのはNGです。新郎新婦は当日忙しく荷物も多いので、1週間前までに渡せるように用意してください。

パターン(2)
結婚式に招待されたが、参列しない場合

結婚式に招待されたけれどやむを得ない理由で欠席する場合は、結婚式当日の1~2カ月前、遅くとも1週間前までにお祝いを贈りましょう。欠席のおわびと祝福の気持ちをメッセージカードや手紙にして添えるとよいですね。

パターン(3)
結婚式に招待されていない場合

遠方での開催や身内だけの式など、結婚式には招待されていないケースで結婚報告を受けたときは、挙式後1カ月までの間にお祝いを贈りましょう。結婚式前に贈ると、招待できなかったことを気にしてしまう可能性があります。ただ、結婚式の日程がわからないときは、報告を受けてから1カ月以内に贈りましょう。

パターン(4)
結婚式が開催されない場合

結婚するふたりが式を挙げない場合は、報告を受けてからなるべく早めに贈ってください。ちなみに共通の友人から聞くなど、結婚するふたりから直接報告を受けていない場合は、お祝いをすぐ贈る必要はありません。本人から直接、結婚報告を受けた後に用意しましょう。式は挙げないけれど婚姻届提出の予定日を聞いている場合は、提出日までに贈るのがベターです。

パターン(5)
結婚式の開催が未定の場合

式を挙げるかどうか決まっていない場合は、婚姻届提出日が目安になります。婚姻届提出日までにお祝いを贈りましょう。また、報告を受けたときに婚姻届をすでに提出している場合は、なるべく早めに贈ってください。

パターン(6)
直接ギフトを手渡したいが、会う機会がない場合

基本的には、「結婚報告を受けてから1カ月以内」がマナーと言われていますが、遠方に住んでいたり、式準備で忙しかったり、すぐに直接会う機会が作れない場合は「次に会うときにお祝いさせて」「結婚式後に食事会を開こう」と伝えておくとよいでしょう。対面の場合は1カ月以内にこだわらず、直接会ってお祝いのギフトを渡せば、祝福の気持ちは伝わります。

結婚祝いを贈るなら「お日柄」も確認しよう

おめでたいことなので、人によっては六曜などの「お日柄」を気にする人もいます。縁起がよいとされている「大安」や「先勝(午前中)」に贈るのがオススメです。縁起をかつぐ人には「お日柄がよい日を選んでくれた」と配慮の気持ちが伝わります。

まとめ

式の開催や出席などケースによって異なりますが、基本的には「結婚報告を受けてから1カ月以内」と覚えておきましょう。迷っているうちにタイミングを逃してしまうのが最もNG。報告を受けたら、どんな贈り物がよいか情報収集するなど用意を始めましょう。

監修

岩下宣子さん マナーデザイナー

現代礼法研究所主宰。NPO法人マナー教育サポート協会理事・相談役。企業をはじめ、学校・商工会議所・公共団体などで、マナー指導や講演などを行う。「マナーとは相手を思いやること」を信条に、ゼクシィでも悩める花嫁さんへの愛あるアドバイスでおなじみ。マナーに関する著書多数。

おすすめ結婚祝い関連情報はこちら

結婚祝いに喜ばれるプレゼントの選び方と贈り方のマナー

大切な人の結婚祝いは思い出に残るものを贈りたいですよね。ここでは2人に喜ばれる結婚祝いを選ぶコツと贈る際のマナーをご紹介します。何を買うか迷っている方必見ですよ。

結婚祝いの相場は?贈る相手ごとの金額相場とマナー

結婚祝いの相場は、贈る相手との関係性で異なるのが一般的。今回は、結婚祝いの金額相場や贈るときのマナーなど、みなさんが知りたい情報をご紹介します。

おしゃれな結婚祝いのプレゼントを選ぶポイントは?

人生の大きな門出となる結婚。晴々しいイベントのお祝いは、とびきり素敵なプレゼントを贈りたいですね。近年はベーシックなアイテム以外にもお洒落な品を贈る人が増えています。マナーをおさえつつ、心から喜ばれるプレゼントを選ぶポイントを見てみましょう。

結婚祝いの「お返し不要」を伝えるには?手紙の書き方や口頭での伝え方

新郎新婦を祝福し、その気持ちをご祝儀や品物に込めて贈る結婚祝い。新郎新婦はそのお礼に対するお返しを贈ることが一般的です。ただし、新郎新婦にとっては経済的負担や気苦労を抱えてしまうこともないとは言えません。ですので「お返しは必要ありません」との意思を伝えようと考える人もいらっしゃるかと思います。お返しが不要との意思を伝える方法や、お返しをしなくてもよいケースについて確認していきましょう。

結婚祝いに気持ちを込めて!メッセージを書くときのルールや文例をご紹介

親しい人が結婚するときには祝福の気持ちを届けたいですよね。しかしいざメッセージを書こうとすると、「どう書けば伝わる?」「マナーはあるの?」と悩む人も多いのではないでしょうか。この記事では、結婚祝いのメッセージを書く際に気を付けるべきルールやマナー、メッセージ文例をご紹介します。

結婚祝いの「のし」の正しい書き方とは?水引や表書きの基本ルールを紹介  

お祝いを贈るとき、のし(熨斗)は必要?大切な人に心を込めて結婚祝いを贈るときに「大丈夫かな?」と不安にならないよう、基本的なマナーを解説します。