[いとこへの結婚祝い]贈り方のマナー&お祝いの相場 おすすめギフト10選

[いとこへの結婚祝い]贈り方のマナー&お祝いの相場 おすすめギフト10選

いとこから結婚の報告を受けたら、「おめでとう」の気持ちを込めて贈る結婚祝い。結婚祝いに適した品物や金額の相場、贈るタイミングなどがわからないという人も多いのでは?そこで、結婚祝いにおすすめの品物やマナーについてご紹介します。

「いとこ」との関係性は人によってさまざま。「きょうだいのように仲良く育った」「子ども時代、一緒に遊んだ楽しい思い出がいっぱい」「遠方のため冠婚葬祭でしか会わない」など、親しさはかなり異なります。いとこへの結婚祝いを現金で贈るべきか、品物で贈るべきか迷っている方へ、関係性別の選び方をご紹介します。

いとこへの結婚祝いの選び方は?

いとこへの結婚祝いは、関係性によって異なります。親戚付き合いには、いろいろな前例や親同士のルールが存在するため、迷ったときは、まず親に相談しましょう。

<交流が少ない場合>

現金でご祝儀を贈るケースが多いです。現金は使い道を問わないので、結婚する夫婦に自由に使ってもらえるのがいいところといえます。その反面、もらった側はちょっと味気ないと感じるかもしれません。ご祝儀に加えて、自分のきょうだいやいとこ同士など連名でギフトを添えて贈る場合は、予算1万円程度を目安に、シンプルな食器や高級タオルなど好みがわかれないものや、何個あっても困らないものを選ぶとよいでしょう。

<親しい関係の場合>

普段から親しくしているなら、好みを知っているはず。結婚祝いはプレゼントと現金を組み合わせて贈っても構いません。例えば、3万円のお祝いを贈りたい場合、1万円を現金で包み、2万円で何か品物を用意するのでもOK。また、2万円といった少し中途半端に感じる金額のお祝いを贈る場合にもおすすめです。

プレゼントを渡して喜ばれるポイントは、記念に残るということ。その品物を新郎新婦が使うたびに「これは結婚のお祝いに、いとこの〇〇ちゃんにもらったね」というように、ふたりが生活していく中で、折りに触れて思い出してもらえます。普段のライフスタイルや趣味を知っているなら、最新の家電やインテリアグッズ、好きなブランドの食器などを選ぶと喜ばれます。よく連絡を取り合っているなら、直接「どんなものがほしい?」とリクエストを聞いても構いません。

それでは、結婚祝いの金額相場や贈るタイミング、おすすめのプレゼントなどについて、もう少し詳しく見ていくことにしましょう。

結婚祝いの金額の相場は?

いとこへのお祝いは、ふだんの親しさなどの関係性はもちろん、贈る側の年齢によって異なります。また、親族へのお祝いは、結婚式に出席してもしなくても(式を挙げても挙げなくても)同じ額を用意するケースが多いため、相場として20代なら3万〜5万円、30代以上になれば、金額はアップして5万円程度が一般的です。家族・親族間でのお祝いの金額については、前例や暗黙のルールがある場合が多いので、親などに意見を聞いて決めるのがおすすめです。

結婚祝いを渡すタイミングは?

ご祝儀(現金)は、今では結婚式当日に持参するのが一般的です。事前に予定がわかっているお祝い事のため、かつては結婚式の1週間前までに直接会って渡すか書留で送るという慣習がありました。結婚式費用は高額になることが多いため、支払いの助けにもなり、当日大金を持ち帰るリスクが減るというメリットもあったようです。式の前に渡すべきか、親戚間で今までいつ贈っていたか親に確認すると間違いありません。プレゼントの場合は、結婚式前に直接会って渡すか、結婚式前(遅くても1週間前までに)に本人の手元に届くように配送しましょう。

<結婚式に招待されたが、出席しない場合>

招待状を受け取った後、遅くとも結婚式の1週間前までに贈ります。

<結婚式に招待されていない場合>

お祝いごとなので早めに贈りますが、招待状を出す前に贈るのは披露宴への招待を催促しているように思われるので、結婚式の1カ月前〜1週間前までに贈るのがベスト。

<結婚式をしない場合>

結婚の報告を受けてから1カ月以内に。婚姻届を提出する日がわかればそれまでに。

<結婚式を行うか決まっていない場合>

結婚式を行うかどうか決まってからお祝いをすればよいでしょう。婚姻届を提出する日がわかれば、それまでに贈るのがおすすめ。

結婚祝いのご祝儀袋&のし紙の選び方・書き方

●ご祝儀袋の選び方と書き方

ご祝儀袋はのしが付いていて、結びきり(結び留め)の仲間のあわじ(あわび)結び、または日の出結び(輪結び)の赤白の水引が飾られているものを選びます。

結びきり(結び留め)

あわじ(あわび)結び

日の出結び(輪結び)

水引はシンプルなものから豪華なものまでさまざまなタイプがありますが、包む金額に合わせて選びます。中身が1万円なのに、豪華な飾りの付いたご祝儀袋はNGです。お祝いごとの水引の本数は奇数が原則ですが、結婚のお祝いの場合、5本の水引を2組重ねて10本にして使うのが一般的です。
表書きは「寿」がおすすめです。氏名は「寿」の下に、筆または筆ペンで、やや小さめの字で書きます。夫婦の名前を書くときは、夫をフルネームで書き、夫の名前の隣に妻の名前を書きます。

●のし紙の選び方と書き方

プレゼントを贈る場合は、品物にのし紙を掛けます。のし紙はのしと水引が印刷されたもので、水引はご祝儀袋と同様にします。

結びきり(結び留め)

あわじ(あわび)結び

水引のほか、表書きや名前の書き方もご祝儀袋と同様となります。なお、のし紙の掛け方は、包装紙の下に掛ける内のしと包装紙の上に掛ける外のしがあり、どちらにしても構いません。配送する場合は内のしにした方がのし紙の汚れや破損の心配がないでしょう。

結婚祝いを渡すときのマナー

手渡しでも配送でもどちらでも問題ありませんが、重いものは相手の自宅まで届けるか、配送した方が無難でしょう。大安などお日柄のよい日を選んで贈ると、喜ばれるはずです。通販で購入して、そのまま配送してもらう場合は、結婚祝い用ののし紙を掛けてもらうことを忘れないように。なお、プレゼントだけを送るのはNGです。別途お祝いのメッセージを含めた送り状をつけるか、お祝いのメッセージカードや手紙を品物に同梱します。

コラム

お祝い金は縁起のよい奇数にするのがマナーですが、夫婦やペアに通じる2や末広がりの8は問題ありません。また夫婦2人分のご祝儀として10万円を包むのもOKです。新札を用意し、表側(人物の肖像画がある面)が上になるように中包みに入れます。郵送する場合は、現金書留封筒を使います。ご祝儀袋だけではなく、お祝いの手紙やメッセージカードなどを同封するとよいでしょう。

結婚祝いにおすすめのプレゼントは?

結婚祝いにプレゼントを贈る場合は、新郎新婦に本当に喜んでもらえる物を贈りたいもの。

一般的には、新生活で使える食器や電化製品、インテリア製品など、あるいはふたりの趣味に関するもの、ふたりのお気に入りのブランド品などが喜ばれます。また、ふたりおそろいのパジャマはおすすめです。洋服は、自分のセンスに合わないと着ませんが、パジャマでしたら家の中で愛用してもらえます。

おすすめプレゼント10選

【食器】

1.カステヘルミ ペアプレート ペア

フィンランド語で「露のしずく」を意味するイッタラの人気シリーズ“カステヘルミ”。涼しげなプレートは、サラダを並べるだけでも、美しい前菜に仕上がります。

2.日本の極み 朝のジュース3本セット&Sghr スガハラ アスール ペアタンブラー

おしゃれなペアタンブラーと温州みかん・伊予柑ジュースのセットが、新婚夫婦の爽やかな朝食を彩ってくれます。

3.ミニ・オーバル・プレート(5枚入り)

「ル・クルーゼ」で人気のストーンウェア。お菓子やおかずを盛り付けしやすく、かわいらしい色合いで、毎日の食卓を華やかにしてくれます。

【キッチン家電】

4.象印 電気フライヤー

火を使わず、食卓で揚げたてを食べられる電気フライヤー。新婚家庭の食卓がもっと楽しくなること間違いなしです。

5.ラッセルホブス カフェケトル

おしゃれなカフェ風インテリアにもしっくり馴染む電気ケトル。コーヒーポットのような細長い注ぎ口で、注ぐ湯量を調節しやすく便利です。

6.タニタ デジタルクッキングスケール

2kgまで1g単位表示の高精度で、料理やカロリー管理にお役立ち!表示部が折りたたみできるので、コンパクトに立てて収納できる便利な設計です。

7.トフィー コンパクトホットプレート ペールアクア

かわいい見た目とさまざまな調理ができる機能性を兼ね備えたホットプレートです。ホームパーティでも大活躍!

【インテリア製品】

8.パーテーションフレーム

インテリアのアクセントになるフォトフレーム。結婚式やハネムーンなど思い出の写真をおしゃれに飾れます。

9.ベース

結婚したときはお祝いで花束をもらう機会が多く、花瓶がないと慌ててしまいがち。おしゃれなフラワーベースはインテリアのアクセントにもなり、お花のある生活を楽しめます。

10.アロマボックスコンセントタイプ

オーガニックコスメの老舗的ブランド。コンセントにセットするだけで上品なオレンジの香りが周囲に漂い、慌ただしい新婚生活の中でもふたりでゆっくりリラックスできます。

まとめ

ゼクシィ内祝いの人気アイテムから、いとこへのおすすめプレゼントをご紹介しました。親しい関係のいとこなら、どんなものがほしいのかリクエストを聞いて選ぶと間違いありません。マナーをきちんと知って、結婚を祝う気持ちを届けましょう。

監修

岩下宣子さん マナーデザイナー

「現代礼法研究所」主宰。NPOマナー教育サポート協会理事・相談役。全日本作法会の内田宗輝氏、小笠原流・小笠原清信氏のもとでマナーや作法を学び、マナーデザイナーとして独立。企業や学校、公共団体などで指導や講演会を行うほか、多数の著作も手掛ける。