結婚祝いとは?
結婚祝いとは、新郎新婦を祝福し、その気持ちをご祝儀や品物に込めて贈ることを意味します。結婚祝いは基本的にご祝儀か品物のどちらかを贈るものですが、最近は両方を贈る人も増えています。
結婚式に出る場合は必ずご祝儀が必要ですが、品物は贈らなくても問題ありません。もし両方贈りたい場合は、ご祝儀と品物の合計金額が相場の範囲内になるよう予算を立てるとよいでしょう。
贈る時期は、「結婚式当日の1〜2ヶ月前」がマナー
結婚祝いを渡す際、正式には贈る相手の家を直接訪問し、大安や先勝(吉日)の午前中に手渡しするものとされています。しかし、最近では正式な渡し方よりも贈る時期を重要視する傾向が。
結婚祝いは結婚式当日の1~2ヶ月前までに贈るのがマナー。遅くとも1週間前までには渡すようにし、手渡しが難しい場合は送付する手配をしてください。
結婚祝いを現金で渡す場合も贈る時期は同じです。ただし、結婚式に招待されていない場合は、相手が招待しなかったことを気にしないように、結婚式の2週間後くらいに送るとよいでしょう。
結婚祝いの予算や相場
結婚祝いの予算を決めるときに参考になる相場。ここでは、4パターンに分けて紹介します。
ご祝儀の相場
一般的な相場は30,000円といわれることが多いですが、新郎新婦との関係性によって金額は変わります。友人なら30,000円くらい、親族なら50,000~70,000円くらいが相場。
ご祝儀+結婚祝い(品物)の相場
ご祝儀と結婚祝い(品物)の両方を贈るケースも最近増えています。その場合、合計金額が①で紹介したご祝儀の相場と同じくらいになるように計算しましょう。
例えば、友人なら「ご祝儀20,000円+結婚祝いの品物10,000円=30,000円」という計算に。
結婚祝い(品物)のみの相場
結婚祝いの品物だけを渡す場合、友人や同僚なら10,000~30,000円くらいが相場。親族なら50,000以上が相場といわれています。職場の同僚たちで1つの品物を贈る場合は、相場の金額になるよう数千円ずつ出し合うのが一般的。
結婚祝い(現金)のみの相場
結婚式に出席しない場合、現金を結婚祝いとして贈る人も増えています。その場合の相場も③と同様です。ただし、品物は割り切れない金額になる場合がありますが、現金はキリのよい数字の現金を渡すのがマナー。
遠方に住んでいる、子育てで会う時間が作れないなど、現金の結婚祝いを手渡しできない場合は、送付する方法があります。そのとき注意したいのは、必ず現金書留で送るということ。現金をご祝儀袋に入れ、さらに現金書留の封筒の中に入れ送ります。封筒の中には手渡しできないお詫びとお祝いの言葉などをメッセージカードに書き添えるとよいでしょう。
細かくケースごとに相場を紹介しましたが、あくまでも目安です。関係性に合せた予算を立ててみてください。
結婚祝いで喜ばれるプレゼントとは?
本当に喜ばれる結婚祝いは、新婚の2人の立場になり考えることが大切。新生活に必要なもの、自分たちでは買いにくいもの、生活に便利なものが喜ばれます。人気の結婚祝いを紹介してみましょう。
食器・グラス
毎日必ず使う食器やグラス。ペアのもの、来客用が喜ばれます。高級ブランドの食器やグラスセットは自分たちで買いにくいカップルが多く、贈りものとして人気です。新郎新婦の名入りサービスを行うところも。
2人用か来客用か、使用目的をはっきりさせて選ぶのがポイント。2人用なら調理に便利なレンジ使用可の食器がおすすめ。お酒好きの夫婦ならシャンパングラスもおしゃれ。来客用なら見栄えのするおしゃれなティーカップセットがおすすめ。
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キッチン用品
毎日使うキッチン用品は女性に人気。夫婦2人でキッチンに立ち料理を楽しんでほしいという気持ちも込められます。
人気があるのは最新型の多機能鍋。便利で使いやすく長持ちするものが喜ばれます。フライパンや鍋がセットの収納しやすい調理器具も人気。収納設備が狭いお家にも対応できます。IHとガス両方で使えるものにすると親切です。
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家電
あると便利だけど自分では買わない家電は意外に多いもの。生活が少し潤う家電を選びましょう。
人気があるのはフードプロセッサー、ミキサー、ホットプレートなど料理関連の家電。共働き夫婦には時短調理できる家電が喜ばれます。
空気清浄機や自動掃除機もおすすめ。コンパクトタイプなら場所を取らず、金額も高すぎないため相手に気を遣わせません。
ギフトセット
贈るものを1つに絞り切れない場合や迷ったときにおすすめなのがギフトセット。便利なものが1つの箱に詰まっているため、もらう側もお得感があります。使わないものが入っていたとしても、必ず1つは当たりと思えるものがある点がメリット。
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結婚祝いで贈ってはいけないもの
結婚祝いに不向きなプレゼントがあります。昔からタブーとされるものを6つ紹介します。
NGその1 包丁や調理バサミ
刃物や切れやすいものは避けるのがマナー。「切れる=縁が切れる」と連想できるからです。
NGその2 ハンカチ
ハンカチは漢字で「手巾」。手切れ、別れを連想させるため、避けましょう。
NGその3 日本茶
弔事に用いられることが多いためお祝いには不向き。
NGその4 1人用の品物
結婚祝いは2人を祝うもの。1人しか使えないものは避けて。
NGその5 食べもの
消耗品は「消える」を連想させ縁起が悪いとされています。
NGその6 ライター、灰皿
愛煙家におしゃれなライターや灰皿を贈りたい場合でも、「燃える」を連想させるので違うものに。
これら以外のものなら、ほとんどは結婚祝いとして贈れるものです。
まとめ
結婚祝いを選ぶポイント、贈るときのマナー、人気の品物を紹介しました。結婚祝い選びに迷ったら、普段使いできるものや他人とかぶっても使えるものを選ぶと失敗は避けられます。個性的なものより一般的なものを贈ると喜ばれるでしょう。