記事公開日:2023年3月24日
最終更新日:2023年3月24日
仲のよい友達に、ほかの人とはちょっと違う結婚祝いのプレゼントを贈りたいという方へ。ギフトコンシェルジュの河野ひろこさんに、ユニークな視点からの相手に喜ばれるギフトの選び方を教えてもらいました。ただ面白いだけではなく喜んでもらえるポイントをチェックしてください!
遊び心のある「変化球ギフト」は面白さや新鮮味があって興味をそそられますが、大前提としてもらった後の実用性も忘れずにセレクトしたいところ。「面白いけど使えない……」と、なってはせっかくのお祝いの気持ちも半減してしまいます。ネタ系アイテムも、価格が低すぎるものは避けて、人気のあるアイテムをきちんと選び、冗談で許される範囲に留めることがマナーです。
例えば、お皿ひとつとっても形や色、デザインなどの切り口から「ユニーク」なものを選ぶことができます。「ユニーク」を優先的に考えるのではなく、まずは「贈るモノ」のジャンルを絞ることで、奇抜すぎない喜ばれギフトになるのではないでしょうか。
縁起物で選ぶのも面白いかもしれません。旧来は縁起の悪いアイテムとして考えられていた包丁も、近年は「未来を切り拓く」ラッキーアイテムとして考えられていて、説明して理解し合える相手なら、新鮮なお祝いになるでしょう。富士山や鶴亀モチーフもさまざまなテイストのアイテムが展開されているので、ユニークな一品を見つけることも可能です。
結婚式で花嫁が身に着けると一生幸せな結婚生活を送れるという欧米のジンクス「サムシング・フォー(Something Four)」にあやかったプレゼントはいかがでしょう。中でも、聖母マリアのシンボルカラーである “青色” が純潔を象徴する“サムシングブルー”は、幸せを願う気持ちを伝えるおしゃれなプレゼントになりそうです。冷凍やオーブン、食洗器に対応したおしゃれなペアココットは、新婚さんの食卓に笑顔を増やします。
絵本仕立てのパッケージがかわいい米ギフト。米という漢字は、八十八の組み合わせで構成されることから、「八十八の神様が宿っている」と言われています。また、八は末広がりで「運が開けていく」という意味があり、日持ちするお米が「末永く保たれる」ことも連想させます。300gと2人の食事にちょうどよいサイズで小分けされている点も嬉しいポイントです。
ワイルドな旨味を噛みしめるミートグルメは、お肉嫌いでなければ誰もが喜ぶギフトの定番。普段はなかなか手が出ない高級なお肉で、贅沢なディナータイムを過ごしてもらいませんか。直球肉ギフトに感じますが、実は贈られる機会が少ない変化球ギフトなのかも。1回の食事では食べきれない!というくらいボリュームたっぷりの高級牛で幸せに浸ってもらいましょう。
結婚と同時に新婚生活をスタートさせる場合、気を遣ったり家事に追われたりして気を張ることも多いでしょう。そんなとき、バスタイムが癒やしの場になることも。入浴剤は普段のバスタイムを手軽にラグジュアリーに引き上げるアイテム。キャンディのようなルックスや「初恋ローズ」などの甘酸っぱい名前もユニークで、笑顔が引き出されます。
鍋は、手入れを欠かさないことで長持ちすることから「夫婦の絆が末永く続きますように」と、夫婦円満を願うギフトに。炒めものやオーブン使用もOKな土鍋は料理の幅を広げます。品のある見た目で、新居のお披露目やホームパーティーでも大活躍。「土鍋」と聞くと、一見地味に感じますが、シーン問わず出ずっぱりの調理器具となるでしょう。
香りで室内の雰囲気をチェンジするアロマソケットとエッセンシャルオイルのセットは、就寝前や休日などの気分を変えたいときに使ってもらいたいグッズ。コンセントタイプなので場所を取らず、玄関や廊下で使うこともできる点も魅力。おしゃれな部屋作りをする友人の“痒いところに手が届く”インテリア雑貨になりそうです。
おめでたいシーンでは欠かすことのできないお酒を豪快に贈っても素敵。有機栽培の梅を有機栽培米特別純米酒で仕込んだ「オーガニック梅酒」は、安心感や珍しさが大きなポイントです。気分やおつまみに合わせて、お湯や炭酸で割れることも嬉しいですね。とろりと甘い梅酒は、夫婦だんらんのひとときにまったりと寄り添うでしょう。
ユニークなアイデアは楽しいものですが、結婚を祝うギフトにウケ狙いだけのアイテムはNG。意外なチョイスやおしゃれなデザインなど、「ユニーク」な視点のエッセンスを取り入れて、喜んでもらえるギフトを選びましょう。親しい友達に普段のノリでお祝いを伝えたいなら、プレゼントはきちんと選んで、無料の写真・メッセージサービスなどを利用するのがおすすめです。
河野ひろこさん ギフトコンシェルジュ
看護師時代に培ったホスピタリティを活かし、贈り相手の「人となり」を想像したプレゼントの見立てを得意とする。子育てに奮闘しながらも、週に1回以上の東京まち歩きと、ショップ巡りをライフワークにしている。
https://www.instagram.com/smile.label/