記事公開日:2023年1月18日
最終更新日:2023年1月18日
祖父母からの初節句のお祝いといえば、女の子には桃の節句に雛人形、男の子には端午の節句には兜が定番です。ほかにも、おじやおばという立場から、仲のよい兄弟姉妹に子どもが生まれたときに、初節句のギフトを贈りたいという人もいるはず。そんな人に向けておすすめの「おい・めいへの初節句ギフト」を、ギフトコンシェルジュ河野ひろこさんにセレクトしてもらいました。
品物を贈るのならば、あらかじめお子さまがハマっている遊びや、成長度合いを聞いておくと安心です。それをヒントに、ちょっと高価なものを選んだり、離乳食開始期が近いならば食器や調味料などを選んだり、成長に合わせたおもちゃを選ぶことで、成長段階に合ったギフトを贈ることができます。
また、知育玩具なら、親御さんにも嬉しい贈り物になるかもしれません。収納にスペースをとる飾りや大型のおもちゃを贈る場合は、必ず親御さんに許可をとってから贈りましょう。
桃の節句には手毬寿司、端午の節句にはちまきなどの行事食のお取り寄せセットを贈ると、ご家族で節句の雰囲気を楽しんでいただけるよい機会をプレゼントすることができます。
人によっては物よりも貯金や撮影費用に使える現金の方がよいと考える人もいます。なので、親しい間柄でも、やはり親御さんにほしい物を聞いておくと間違いがないでしょう。
お子さまに向けたプレゼントや家族みんなで楽しめるグルメ、育児をがんばっているお父さん&お母さんが喜ぶアイテムなど、ゼクシィ内祝いからおすすめの七五三ギフトをご紹介します。予算に合わせて金額をチェックして、素敵なギフトを届けてください。
離乳食開始前でも、もらって嬉しいのがお子さまの食器セット。かわいいプレートに、盛り付けにも力が入ります。子どもが使いやすい設計をされていることや、大きめのお皿、お茶碗、スープ椀、コップ、スプーン・フォークがセットになっていることから、成長しても長く愛用していただける点も魅力です。
ビーズ遊びや型はめなど、遊びを通してさまざまな指先の運動を促すことのできるおもちゃは、お子さまの成長を応援する気持ちが込められた贈り物に。お子さまの興味を引く鮮やかな色合いや、性別問わず贈ることができる動物モチーフは長く使っていただけることでしょう。指遊びだけでなく、色や動物の名前を伝えながら遊ぶこともでき、親子の会話も生まれます。
離乳食を開始しているお子さまも一緒に食べられるそうめんなら、ご家族みんなで同じ食事を楽しめます。パステルカラーの素麺をくるくるっと巻けば、お花のような盛り付けが完成。かわいらしい食卓を演出するので、特に桃の節句におすすめです。野菜パウダーが練り込まれている点も親御さんにはちょっぴり嬉しいポイントとなるでしょう。
お子さまの成長を祝う初節句に、手形をオシャレに残す「手形記録付ベビーフォトフレーム」はいかがでしょう。必要な道具が全て揃っているので、外出の必要もなく記念の品を作ることができます。出来上がった作品は好きな場所に飾ることができ、インテリアとしても楽しんでいただけます。アート製作を通じてご家族の触れ合いの時間を持つことができる、素敵な贈り物です。
毎日を育児で駆け抜ける親御さんに「毎日おつかれさまです」の気持ちを届ける焼き菓子セットも喜ばれます。赤ちゃん連れだとカフェでゆっくりとお茶することもままなりません。そんな時期に、銀座に本店を構えるブールミッシュの焼き菓子は、ご褒美感あふれる贈り物となるでしょう。赤ちゃんのお昼寝中にほっと一息ついてもらえるといいですね。
太鼓やシロフォン、トライアングルなど11種類の楽器で遊べるおもちゃは、お子さまの感覚を刺激する知育も兼ねた贈り物になります。さまざまな音に触れ、興味津々で遊ぶお子さまのようすは、親御さんの撮影の手が止まらなくなることでしょう。親御さんも一緒に音遊びができ、コミュニケーションツールになる点も大きな魅力です。
スタイやハンカチなどの消耗品は、育児する中でどうしても汚れていくアイテム。初節句のタイミングで新調できたら嬉しいものです。森の仲間やラッキーモチーフ(ハートや四つ葉のクローバー)が散りばめられたデザインは、お子さまの幸せを願う気持ちが込められているよう。綿100%とお肌に優しく作られているので、贈り手も安心です。
端午の節句に食べられるちまきのように、竹皮に包まれた「おこわ」を贈ってみてはいかがでしょう。赤ちゃんは食べることができなくても、テーブルに並べることでイベントの雰囲気が生まれ、ご家族で楽しんでいただけます。レンジでチンするだけで食べることができるので、出産間もなく生活が不規則なママの食事にもお役立ちです。
離乳食を開始した赤ちゃんも楽しめるフルーツ盛り合わせもおすすめです。美味しさが詰まった旬のフルーツを家族皆で味わうことができ、団欒の時間に寄り添います。果物が描かれた手持ちの絵本と本物の果物を並べて「これはリンゴ、これはみかん…」と、教えてあげてもよいですね。
醤油や出汁、油など基本の調味料が入ったセットは、老若男女問わず普段の食事に使える万能ギフト。離乳食を開始した子どもに美味しいご飯を作ってあげたい、と考える親御さんに喜ばれます。白だしや炒め物醤油は、忙しい日の助っ人に。便利な調味料は、気の利いた贈り物となることでしょう。
初節句のお祝いには、雛人形や五月人形を贈るのが古くからのしきたりです。かつて、人形は赤ちゃんの母方の実家が用意をするものでしたが、現在では両家で折半するケースもあります。その場合、金額が大きいので両家にとって無理のない形を検討しましょう。人形を贈る時期は、初節句の1カ月前が目安です。また、初節句のお祝いには人形を贈るほかに食事会の費用を負担したり、食事会で食べられるお菓子や赤ちゃんのお洋服、おもちゃなどをプレゼントしたりしてもよいでしょう。ちなみに、初節句祝いの内祝い(お返し)は、会食に招待した場合は基本的には不要とされています。
祖父母:5万~30万(節句人形代による)
その他親族:5000円〜1万円程度
祖父母がお祝いを現金で贈る場合、人形代を負担する前提であれば、人形の金額によって変動はあるものの、金額は最低10万円からになります。この際、片方の実家だけに負担が偏りすぎないように注意が必要です。赤ちゃんのおじやおばなど、親戚が贈る場合は5000円〜1万円程度が相場です。
初節句のお祝いを贈る際の熨斗袋には「赤白五本蝶切り」という蝶結びのものを選びましょう。蝶結びは何度でも結び直すことができるので、何度繰り返してもよい慶事という意味があります。結婚祝いなどで使う「十本結び切り」には「一度きり」という意味があるため初節句では失礼にあたります。関西では、あわじ結びを使うのが一般的です。
表書きの上段には「初節句御祝」「御初雛御祝」などと書きます。漢字4文字書きは避けましょう。4文字になる場合は間に1箇所スペースを入れて、「祝 初節句」というように5文字相当になるよう調整をします。下段には贈り主の氏名を書きます。用途が明確な場合は「お雛様料」などと、品物名に「料」をつけて記載し、その品物が買えるだけの金額を包むことがマナーです。
かわいいおい、めいの初節句にギフトを贈りたい!そんなときはまず、きょうだい(おい・めいの親)にどんなプレゼントが嬉しいか聞いてみましょう。家族、親族でお祝いする初節句は、とても素敵なイベントになること間違いなしです。
河野ひろこさん ギフトコンシェルジュ
看護師時代に培ったホスピタリティを活かし、贈り相手の「人となり」を想像したプレゼントの見立てを得意とする。子育てに奮闘しながらも、週に1回以上の東京まち歩きと、ショップ巡りをライフワークにしている。
https://www.instagram.com/smile.label/